松島は、有名な観光スポットだ。
その日は2023年2月初旬。日陰の部分にはまだ少し雪が残っており、灰色の空にある雲の隙間から
今にも雪が降りはじめそうな午後であった。
ホテルに着いたのは14:30。
予定より早く着いたのでラウンジで待たせてもらうことに。
そしてそのラウンジは、子供心をくすぐる、大人ですら子供に戻ってしまうような空間であった。
このキッズスペースには、様々なぬいぐるみ、絵本、おもちゃがあり、
まるで物言わぬぬいぐるみたちが直接子供たちの心の中に語りかけ、誘っているかのようだった。
子供たちはその声に引き寄せられるように、まるでそれが自らの意志であるかのように、
このキッズスペースに向かっていく。
本来、15時チェックインであるはずのところ、気を使ってくれたのか早めにチェックインさせてくれた。
アジアンテイストなこのホテルは、従業員も海外の方が多い印象だった。雰囲気はでていると思った。
部屋はトロピカルスイート 松島海岸ビュー
ベランダから外を覗くと、なるほど確かに松島海岸が見えた。
あの赤く、長い橋は福浦橋である。グーグルマップで調べた。
ちょうど10年前、僕はあの橋を渡ったことがある。
仙台から北海道行きのフェリーに乗るつもりで、フェリーを待っている間に立ち寄っていた。
あの時はソロツーリングで、(本当のことを言えば、松島に立ち寄った記憶はなく後から思い出したのだが)
今、家族を連れて同じ場所にやってきたと思うと、感慨深いものがあった。
さてこのホテル、中で遊べるところがたくさんある。
まずスーファミがあった。ストリートファイター 星のカービィスーパーデラックス
懐かしい面々が僕の中の少年を呼び覚ます。
1階には、アスレチックスペース。子供用滑り台、ブランコ、トランポリン。
それからパターゴルフ、卓球、ビリヤード。
子供にはうれしいスマートボール。高得点をとるとおもちゃかお菓子がもらえた。
レンタルDVDまであった。アンパンマンのDVDを借りて観る娘。
様々な娯楽があり、つい遊びほうけて、堕落してしまいそうだ。
それから子供用にぽっきんアイスのサービスが!温泉入った後にアイスとかここは天国なのか。
こうして一通り遊び尽くし、お楽しみの夕食へ向かうのであった。
タラバガニ&仙台牛陶板焼きプラン (ハーフバイキング付)
仙台牛とタラバガニはもちろん。ハーフバイキングが楽しみすぎた。
何がおいしかったってエビフライ。3本はいった。タルタルソースの悪魔的な旨味。
子供たちにはお子様プレートが出てきた。
ハンバーグと炒飯、ホットドッグ、まず子供に食べさせるところから始められるのが嬉しい。
牛タン塩焼きもあり、なんとなく仙台っぽい。どれもおいしく頂いた。
夕食後は温泉に入る。
貸し切り風呂のウブドゥ。ちょっとエキゾチックすぎたかな。
薄暗い雰囲気だったし。
1歳の男の子がね。もう怖がるわけです。ありえないくらい泣いてた。
温泉に浸かってゆっくりしよー☆とかいう状況じゃない。
叫び声で会話もままならない。
いや、もっとこう家族でさ。和気あいあいとさ。
キャッキャウフフしながらさ。こぉら、泳いじゃだめだぞぉ~なんつってさ。
そういうのを期待していたわけです。
そんな思いとは裏腹に、試しに湯舟にいれようものなら、耳をつんざくような叫び声を上げるわけです。
現実はなかなかハードで、もうさっさと体を洗って速攻出たよね。
とりあえず諦めて、子供のお風呂だけ終わらせて、大人は後で大浴場入りに行ったよね。
まぁこういうのもね。旅のいい思い出と思えばね。
ブリーズベイ・シーサイドリゾート松島
子供連れには嬉しい。
素敵なホテルでした。
2023年2月14日